天中殺での結婚の影響と、天中殺で結婚した人がうまくいくためのポイント

天中殺で結婚すると結婚生活を全うしづらい

天中殺が訪れるタイミングは人によって違います。なかには20代や30代など結婚する方が多い時期に大運天中殺が重なる人もいます。そのため、天中殺の時期に結婚する人は少なくありません。

天中殺とは、時間と空間が不完全で不自然な融合をしているときです。中でも影響が20年間続く大運天中殺の時期で結婚すると不完全な結婚になりやすく、離婚や死別になるなど結婚生活を全うしづらいと言われています。

例えば、渡辺徹さんと榊原郁恵さんのご夫婦は2人とも大運天中殺の時期に結婚しました。渡辺徹さんは結婚してから具合の悪い時期が続き、ご病気で亡くなられています。

不完全な状態の一例として、夫か妻どちらかが病弱になり夫・妻としての役割を十分に果たせなくなることもあります。そして、算命学では別居婚や単身赴任も不完全な結婚とみなされるのです。こうした不自然な状態が10年以上継続すると、不完全な結婚の運気を消化でき、離婚しないですむと言われています。

天中殺で結婚した人がうまくいくには

なかには天中殺の時期に結婚したという方もいるでしょう。そのようなご夫婦がうまくいく方法は、受け身の結婚生活を送り続けることです。例えば、天中殺で結婚した女性なら、自分ではなく夫や子供のために妻として母としての役目を果たしていれば、天中殺の災いが出にくいです。(男性の場合も同様です)

しかし、夫に「もっと稼いでほしい、働いて」と求めたり、子供に「もっと勉強しなさい、いい大学に入りなさい」と自分の希望や期待を押しつけたりするのは受け身の生き方ではありません。そして、夫婦関係や親子関係がうまくいかない原因になってしまいます。

もちろん結婚がうまくいくかは、大運天中殺の時期に結婚したかどうかだけでなく、元々の相性による影響が大きいです。ただし、天中殺で結婚しかつ相性が悪ければ、不完全な状況が生まれて離婚にも発展しやすいといえます。

例えば、三浦瑠璃さん夫婦の場合、夫は23歳から20年間大運天中殺で、結婚も起業も大運天中殺の時期にしています。会社は不祥事を起こし、結婚はまだ続いているが今後も続くかはわかりません。さらに、この夫婦は元々の相性も非常に悪いです。

また、結婚において特に影響が大きいのは大運天中殺と年運天中殺です。月運天中殺の時期に結婚したら多少影響は出ますが、年に1、2回夫婦喧嘩が増えるくらいで、結婚生活そのものがだめになるほどの影響はありません。日運天中殺も大きな影響はありません。

このように、天中殺での結婚は不完全な状態になりやすく、全うできないことがあります。

しかし、大運天中殺が結婚適齢期に重なる人もいるので、天中殺で結婚しないという選択ができないこともあるでしょう。その場合は受け身の結婚生活を送るように心がけることで結婚生活を続けやすくなります。

ご自身の天中殺の時期を知りたい人は、「天中殺とは」の記事で説明していますので確認してみてください。

この記事の監修者

朱学院校長佐藤直樹

東京・上野に生まれる
早稲田大学高等学院、早稲田大学商学部卒業
10代より算命学を始め、奥義を習得、さらなる算命学の発展を目指す。