算命学と四柱推命との違い

四柱推命は算命学の一部が流出し派生したもの

算命学と四柱推命との違いは技法と理論の量にあり、四柱推命は算命学の5分の1ほどの量です。その理由は、四柱推命や気学や九星術などは算命学の一部が流出してできたものだからです。

算命学は約2300年前に鬼谷子によって体系づけられた後、秦の始皇帝時代には王朝の秘伝でした。その後、王朝が変わっても算命学ができる人を時の王朝が独占したため、門外不出の秘伝だったのです。

しかし、王朝が変わるたびに算命学をわかる人物やその技法が少しずつ市中に流出し、四柱推命や気学が生まれたといわれています。

朱学院の生徒さんの中には四柱推命を勉強したことのある人は多く、勉強してみると算命学と四柱推命の技法や理論の量の違いは明らかだと話されています。

四柱推命で占えず、算命学では占えることが多い

では、四柱推命では占えないけれども、算命学で占えるものにはどんな内容があるでしょうか。

まず大きな違いが、四柱推命には「人体図」という概念がないことです。

人体図とは以下のような9マスの図で、このマスは人の心が「星」という姿で現れたものです。算命学では、算出された八つの星を人間の型である「人体図」に配置し読み解き、運命や宿命を解き明かします。

四柱推命では人体図がないため、「この星を持っているからこんな人です」というシンプルな見方になります。年代ごとの運勢の変化やさまざまな人間関係の相性を見ることもできません。

算命学での相性は、相手との相性を宿命と運勢それぞれの視点から判断します。関係性ごとに細かく見られることも特徴です。

例えば、人と人の相性は配偶者なのか友達なのか、目上か目下かによっても違ってきます。例えば、結婚の相性は悪くても友達としての相性ならいいということもあります。こんな夫婦の場合は、友達のような夫婦になればいいという解釈が可能です。

このように、相手とうまくいくためにどうすべきかを多面的に見られるのが算命学であり、総合的に占いたい場合は算命学がおすすめです。

四柱推命では生まれた時刻が必要だが、算命学では必要ない理由

四柱推命は占う際の情報として生まれた時刻が必要ですが、算命学では必要ありません。

算命学で生まれた時刻を使わないのは、時刻は自然のサイクルとは関わりがないものだからです。

具体的には、算命学で使用する生年月日は自然のサイクルに基づいています。地球が太陽の周りを1周するのが1年で、主に月が地球の周りを1周するのが1ヶ月、地球の自転が1日というサイクルです。

しかし、時刻は生活を便利にするために人間が作ったものであり、自然なサイクルではないのです。何百年も前の中国の人は自分が何時に生まれたかを知りません。それなのに占いに時刻を使うことには違和感があります。

時刻まで占った方が詳しく読み解ける気がするかもしれませんが、本来は必要のない生まれた時刻を入れることで、結果がずれてしまうことになりかねません。

また、算命学は生年月日で占うと聞くと、同じ日に生まれた双子は同じ運勢になるのかという疑問をもつかもしれません。

算命学では、双子の場合は陰陽の見方になります。具体的には、陰型・陽型を受け持つ人に分かれるのです。しかし、宿命でその差はわからないため、実際にどんな生き方をしているかで陰型・陽型どちらなのかを判断します。

例えば、双子の歌手ザ・ピーナッツは一人が結婚して子供が産まれ、一人は一生独身でした。このように対照的な生き方になることが多いです。

双子の場合は仲がいいと近しい生き方をすることが多く、仲が悪かった場合は生き方に大きな違いが出やすいと言われています。
算命学では多くの理論と技法と共に、総合的に占うことが可能です。奥の深い学問なのですぐに学べるものではありません。朱学院では奥の深い算命学を理論体系からお伝えしています。朱学院での学びに興味のある方は、まずは無料説明会にお越しください。無料説明会では、講師による20〜30分ほどの算命学の無料性格判断を受けることもできます。

この記事の監修者

朱学院校長佐藤直樹

東京・上野に生まれる
早稲田大学高等学院、早稲田大学商学部卒業
10代より算命学を始め、奥義を習得、さらなる算命学の発展を目指す。