算命学は相性をどう読み解くのか?納音と律音の相性

算命学において男女、親子、職場の相性はそれぞれの意味合いがある

算命学の相性には2種類あり、1つは性格の相性、もうひとつは運勢の相性です。相性を見るときは、2つをトータルで判断します

性格の相性は人体図で、運勢の相性は陰占で見ていきます。

(人体図と陰占を知りたい場合は、無料宿命算出のページで調べられます)

性格と運勢の相性がどちらもいい相手はなかなかいないのですが、性格と運勢の相性のどちらかが悪すぎないことが大事です。どちらかの相性がとても悪いと、結婚しても死別になりやすいからです。

なぜなら、一緒に暮らしていて性格の相性がまったく合わなければ、どちらかが我慢することになります。我慢するとストレスがかかるので、寿命が縮んでしまうわけです。

(配偶者との相性については、「配偶者」のページでくわしく解説しています)

男女の相性を見る場合は、恋人同士でも夫婦でも解釈の仕方は同じです。

ただ、実際に相性が悪いかどうかの判断は、結婚して何年か経たないとわかりません。お付き合いをしている段階では、お互いに自分のいいところを見せようとするものだからです。

相性は、男女や夫婦だけでなく、親子にもあります。

例えば、お子さんが親の力を借りないで生きていける宿命をもっているのに、親が甘やかしてしまうとせっかくの宿命を生かせません。そんな相性の場合、「お子さんは〇歳までに、実家から出て独立した方がいいですよ」と伝えることもあります。

逆に、親の愛情が必要な子どもなのに親の愛情が希薄だと、子どもが伸び悩んでしまうこともあります。

職場の人間関係の相性は、親子の場合とはまた違います。同じチームには何人もいますから、相性の悪い相手も必要になってきます。

例えば、経営者が自分と相性のいい人ばかりを雇うと、お互いに補うことができず、組織はうまくいかなくなります。

逆に、性格・運勢の相性が自分と合わない人がいれば、その人は自分にできないことをしてくれて、補ってくれる存在になります。

そのため、職場には自分にとってプラスの人とマイナスの人の両方いた方が、バランスが取れます。

ただし、四六時中組んで仕事するような関係性の人とは、相性がいい方が望ましいです。

「納音(なっちん)」と「律音(りっちん)」はどんな相性?

納音(なっちん)」は正反対の相性で、「律音(りっちん)」は似たもの同士の相性のことを言います。

すると、納音はうまくいかなくて、律音はうまくいくと思うかもしれませんが、そんなに単純ではありません。

「納音の相手とは、結婚するとうまくいかない」と書かれていることもありますが、実は正反対の生き方をしている同士の場合はうまくいきます。

例えば、ジャガー横田さんの夫婦は納音の相性ですが、夫が医者で妻がプロレスラーという正反対のような職業です。

逆に、納音の同業者と付き合うと、相性はよくありません。例えば、お亡くなりになった神田沙也加さんが最後に付き合った方は仕事を通じて知り合った納音の相性の方でした。

例えば、兄弟の場合は若貴兄弟が納音の相性です。若乃花と貴乃花で2人とも相撲で同じ仕事をしていたから断絶したと解釈できます。

納音の相性の相手は正反対なので、自分にできないことを相手がやってくれます。お互いの悪いところを補い合うことができれば、うまくいく相性です。

一方、律音の夫婦の場合は、職場結婚や夫婦でお店をするなど一心同体の生き方ができるといいです。もしくは、奥さんが専業主婦で夫を支える関係性の場合もうまくいきやすい。

例えば、夫婦ではありませんが、ダウンタウンは似た者同士の律音の相性です。お笑いコンビの場合は一緒に売れるか、一緒に駄目なのかという一心同体の仕事です。

このように、男女だけでなく、親子や兄弟、仕事仲間にも相性はあります。周囲の人との相性を算命学で読み解けるようになると、身近な人とよい状態を保ちやすくなるでしょう。

相性については、誌上教室のページでもさまざまな例を出して相性を説明していますので、興味のある方は確認してみてください。

この記事の監修者

朱学院校長佐藤直樹

東京・上野に生まれる
早稲田大学高等学院、早稲田大学商学部卒業
10代より算命学を始め、奥義を習得、さらなる算命学の発展を目指す。