男女の相性における律音(りっちん)と納音(なっちん)
日干支の律音の夫婦は、一心同体で仕事をする関係性がうまくいく
「律音(りっちん)」は似た者同士の相性、「納音(なっちん)」は正反対の相性のことです。男女の相性において、律音と納音はどのような意味をもつのでしょうか。
まず、似た者同士の律音には年干支、月干支、日干支の律音があります。なかでも、日干支の律音は、「一家に同じ日干支は必要ない」と言われるくらい、相性はよくありません。
同じ部屋にテレビが2台あっても両方は使うことがないように、一家に同じ日干支が2人いた場合は1人しか役に立ちません。ちなみに、日干支が同じになるのは、陰陽も含めると三十分の一の確率です。
日干支が律音の夫婦としては、宇多田ヒカルさんの両親の例があります。藤圭子さんが稼いでいたときは、夫はヒモだったそうです。しかし、宇多田ヒカルさんが売れて夫婦共に稼げるようになります。最終的に藤圭子さんは自殺してしまいました。
囲碁の井山裕太さんは、同じ生年月日の日干支の律音の相性となる将棋のプロと結婚しましたが離婚しました。
このように、日干支で律音になる相性は良くありません。しかし、一心同体で仕事をするような関係性になれればうまくいきます。
例えば、有吉弘行さんと夏目三久さん夫婦も律音の相性です。元々は表舞台で活躍していた夏目さんは結婚を機に引退して、有吉さんを支える立場になり、それを続けられればうまくいきます。
そして、男女ではなく双子や相方のような関係性の場合は、日干支の律音は相性がいいです。
例えば、双子で活躍していたザ・ピーナッツ、ダウンタウンの二人も同じ日干支です。
幼い頃から一緒にいて、運命共同体として頑張っていく組み合わせには向いています。
しかし、チェッカーズの藤井フミヤさん、高杢禎彦さんは同じ日干支で不仲だと言われていました。同じグループ内に日干支が2人いても1人しか役に立たないため、役に立てなかったほうは面白くありません。幼い頃から一緒で協力関係を築ければいいのですが、同じ日干支は一度仲が悪くなると修復できないと言われています。
また、年干支や月干支が律音の場合はよい相性です。年干支が同じ場合は同級生なので、それだけで共通点があります。しかし、同じ生年月日だと日干支が同じなのでうまくいきません。
ちなみに、親子で律音の相性の場合は気にしなくても大丈夫です。例えば、上皇さまと黒田清子さんは日干支の律音ですが、黒田さんが結婚して別の家庭を築かれたため問題ありません。
納音の夫婦は、正反対の生き方を選択するとうまくいく
正反対の相性である納音についても、日干支の納音は一番影響が大きいです。納音の夫婦は、正反対の生き方をすることでうまくいきます。
例えば、プロレスラーのジャガー横田さんと医師である夫は、仕事が真逆です。ジャガーさんは身体をいためやすい職業ですが、医師はそれを癒す仕事。正反対の仕事をしているのでうまくいっています。
水泳の岩崎恭子さんは、納音の相性であるプロスポーツ選手と結婚しましたが、離婚しました。スポーツ選手同士で生き方が近いため、うまくいかなかったと考えられます。
納音は、自分にはないものを相手がもっているという相性です。そのため、自分にできないことを相手にやってもらう、相手ができないことを自分がやってあげる関係性になれたら理想的です。
もし、納音の夫婦が一緒にお店をやるとしたら、夫が料理、妻が接客と完全に役割をわけたらうまくいきます。
男女ではなく兄弟でも納音の組み合わせの場合、別の生き方をしたほうがうまくいきます。
例えば、若貴兄弟は納音の相性ですが、一緒に相撲界に入りました。宿命が反発しあう組み合わせなのに、同じ仕事をしていたので不仲になったと考えられます。
また、年干支や月干支が納音の場合は、あまり気にしなくても大丈夫です。年干支の納音は30歳の年齢差があるので、友人になったり結婚したりする可能性が低いためです。月干支の納音は、日干支ほど影響はないため問題ありません。
自分と配偶者が律音や納音の相性だった場合は、今回の記事を参考にどのような時間の過ごし方や仕事の仕方が良いのかを考えてみましょう。配偶者の相性について知りたい人は、「算命学で読み解く、あなたに合う配偶者、結婚の相性とは?」の記事も確認してみてください。