矢口 真里 1983,1,20 女性
戊 癸 壬
申 丑 戌
寅卯天中殺
禄存星 天庫星
鳳閣星 石門星 貫索星
天胡星 司禄星 天印星
安藤 美姫 1987,12,18 女性
辛 壬 丁
丑 子 卯
辰巳天中殺
車き星 天馳星
貫索星 鳳閣星 禄存星
天印星 調舒星 天貴星
※ 「車き星」の「き」は車へんに奇
矢口真里さんは昨年自宅で不倫した場面を夫に見つかり離婚になりました。安藤美姫さんは昨年未婚の母となり、女児を出産しました。
お2人の取った行動は異なりますが、2人の結婚運は算命学的には似ています。共通点が多々あるからです。そして2人とも宿命から外れる道を選んでいるようです。
結婚運についての共通点
(1)夫が透干
(2)夫に止まる
(3)夫が散法でやられる
(4)天中殺で結婚又は出産
(1)夫・彼氏が現れやすい 矢口さんの夫は月干の癸、安藤さんの夫は年干の丁で、共に天干にあります。天干は宿命の中でも特に目立つ場所で、算命学では「天運に恵まれる」と言い、本人の努力に関わらず、夫または男性が現れやすい運勢となります(良い相手かどうかは別)。
そのため、2人とも相手が見つかりやすいし、男性から持てる人にもなりやすい。
だから、結婚しやすい宿命のはずなのですが、2人にはさらに次の特徴があります。
矢口さんの宿命は夫の癸だけでなく、愛人の壬も透干しているため、夫も愛人も共に現れやすいという運勢です。 安藤さんも相手は現れやすいのですが、夫・丁の干合相手である壬も一緒に透干しているため、好きになる人には妻や彼女がいることが多い。 どちらも相手が現れやすいということの他に、結婚には障害が付いてきてしまいます。
(2)結婚願望が強い
矢口さんの夫・癸は司禄星で、人体図では司禄星と禄存星に止まります。安藤さんの夫・丁は車き星で、人体図では車き星に止まります。
止まる星は人生の目的・生きがいともなる星です。そのため、夫に止まる宿命は結婚願望が強い。
こいういう人は、付き合う度に結婚を意識するようになりますが、人生の目的なのですから、安易に結婚を決めてはいけません。出会ってすぐ結婚したり、お互いの気持ちを見定めずに結婚してしまうと、宿命に合わないため結婚がうまくいかなくなります。 すなわち、結婚に際してはこれこそが自分の人生の目的であるという重大な決意と、そしてその後もその気持ちを持ち続けることが必要です 飲み会で知り合った男性をお持ち帰りするなど言語道断です。結婚前から安易な出会いと交際を続けていたために、こういう結末となったのだと思われます。
安藤さんも結婚願望が強いはずなのに、なぜ未婚の母を選んだのでしょうか。答えは簡単です。結婚してもらえなかったのか、もしくは結婚できない立場の人だということです。夫に止まる宿命が、この人の子供を産みたいと思う程の相手と結婚したくないわけはありません。
そして、結婚が人生の目的となる宿命なのですから、出産よりも結婚を先にしなければなりませんでした。未婚の母となったことで宿命から外れてしまいます。
(3)共に苦労を乗り越えてこそ幸せになれる
2人とも夫の直下の地支が散法に会っています(矢口さんの癸の下の丑は戌と庫気刑安藤さんの丁の下の卯は子と旺気刑)。つまり夫が散法で壊されそうな宿命です。
夫が散法に会うことで不安定な結婚運となるのですが、これは言葉を変えれば「壊れそうな結婚を努力して支えなさい」という宿命なのです。そのため、夫婦の間に試練や問題があって、それを協力して乗り越えようとすることでお互いの絆が強まり、幸せな結婚となっていくのです。 例えば若い夫婦の場合なら、生活が苦しい時代を2人で努力して乗り越えようというような結婚が理想的です。
矢口さんは結婚当初から格差婚と言われ、高収入の矢口さんはあまり結婚の苦労をしていないと思われます。
安藤さんは未婚の母になったことで、一見いばらの道を選んだように見えますが、これは夫と共に苦労するのでなければ意味がありません。1人で産んだのでは、2人の絆が強まらないからです。
(4)天中殺で始めた結婚は全う出来ない
宿命に合わない結婚をしようとすると、結婚の時期も、良くない運勢の時期になりやすいものです。
矢口さんは天中殺の年(2011)に結婚しました。
安藤さんは天中殺の年(2013)に出産しました。算命学では、2人の子供が生まれた時点で2人の間の気は始まってしまうと考えていますたとえ数年後にその男性と結婚できたとしても、その人とはうまくいきません。
さらに「子供を作れば結婚してもらえるのでは」という思いがあったとしたら、天中殺ですので、裏目に出てしまいます。相手の気持ちはさらに離れていくでしょう。
現時点では、お2人とも結婚運に関しては前途多難のようです。
朱学院副校長 佐藤直樹
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