複合的不運・・主星透干、官殺混雑、大運天中殺、一点破格、日干支律音(2024年1月、市川猿之助親子・香川照之親子)

市川猿之助さん 1975,11,26生まれ

申酉
天中殺

人体図

  玉堂星 天恍星
牽牛星 車輢星 玉堂星
天報星 石門星 天馳星
年齢 大運
1 丙戌
17 乙酉
27 甲申
37 癸未
47 壬午
57 辛巳
67 庚辰
77 己卯
87 戊寅

2023年5月18日一家で心中を図り、猿之助氏は助かりましたが両親は死亡しました。当日は猿之助氏の性加害が週刊誌にて報道されていました。
なぜこのような悲劇を起こしてしまったのでしょうか? 

主星透干
猿之助氏の主星は車輢星です。今年は大運で車輢星(壬)が透干し年運で主星の陰陽・牽牛星(癸)が透干しています。主星はその人の本心や本性を表す星です。人間は普段本心や本性は表に出しません。主星は月支の中に隠れているものだからです。
しかし、その主星が表に出やすい時があります。それが主星透干の時です(陰陽も準じる)。今年はまさに猿之助氏にとっては大運年運共に主星透干の時です。そのため、今まで隠し持っていたこの方の本質が表に出やすい年です。性加害報道はその運勢がさせたものでしょう。

官殺混雑
この方は車輢星と牽牛星を人体図に持ち、大変にプライドの高い性格です。この車輢星と牽牛星は官禄同座にもなるため、さらにプライドは高くなります。そのため今まで隠してきた自分の性加害が報道されれば大変にショックだったでしょう。
しかし、いくら自分の性加害報道がされたからと言っても、親子3人で一緒に死ぬ必要はどこにあるのでしょうか。
車輢星と牽牛星が主星とその隣にある人体図を官殺混雑といいます。車輢星も牽牛星も本来は決断力のある星ですが、車輢星と牽牛星とでは決断の質が異なるため、それが両方ある場合「肝心な時に迷い決断を間違えやすい」という特徴が出ます。普段は正しい決断ができるのですが、人生の岐路に立たされた時には迷ったあげく間違った決断を下しやすいのです。
今年は大運で車輢星、年運で牽牛星が透干するため、一生で最も判断を間違えてしまう年です。猿之助氏にとっては今年この報道が出たのが不運だったとも言えます。別の年であれば違った決断になったと思われます。

大運天中殺
それにしてもなぜここまでの判断ミスになったでしょうか。
27才2003癸未年7月、父・段四郎と猿之助一座を離脱
猿之助氏は大運天中殺で澤瀉屋を辞めています。どのような理由があったかに関係なく、天中殺で辞めた組織とは運勢上縁が切れます。その組織に戻るつもりがないのであれば縁が切れても構いませんが、もしその組織に戻ることがあると、自分に縁がない場所にいることになるため宿命が活かせなくなります。縁がない人と結婚してもうまくいかないのと同様で、縁のない組織のために働くことは出来なくなります。

36才 2012壬辰年6月、猿之助を襲名し澤瀉屋を継ぐ

さらに猿之助氏は同じ大運天中殺で澤瀉屋に戻り伯父・猿翁氏の後を継いでいます。この甲申の大運は伯父中殺となる大運天中殺です。澤瀉屋とは縁が切れているにも関わらずそこに戻り、しかも最悪のタイミングで伯父の後を継いでしまいました。
そのため、猿之助氏は澤瀉屋を続けることは出来ません。
こういう場合、猿之助氏が無能な歌舞伎役者であると助かります。優秀な役者で澤瀉屋を盛り上げてしまうと、本人が犠牲を受けることになるからです。
澤瀉屋を継いだ壬辰年は車輢星の透干する年で、これも官殺混雑が強く出る年です。おそらく元々は猿之助を襲名するつもりはなかったのでしょうが、ここでも判断を間違えました。

市川段四郎さん 1946,7,20生まれ

辰巳
天中殺

猿之助氏の父・段四郎氏は、夏(未)の草(乙)であるにも関わらず、水が全くない宿命です。このままだと枯れてしまいますが、この宿命は従生財格一点破格にもなるため、格として活かす方法があります。それには月干の乙を破の守護神として活かす必要があります。破の守護神の活かし方は「生かさず殺さず活かすこと」です。つまり破の守護神には引き立て役になってもらうことです。破の守護神が強かったり目立ったりすると格はかすんでしまい活きてこなくなります。
段四郎氏にとって月干の乙は兄つまり市川猿翁氏です。猿翁氏は先代の猿之助として一世を風靡した歌舞伎界のスーパースターでした。段四郎氏はこの兄と共に澤瀉屋を盛り立ててきましたが、常に兄の影に隠れた立場を余儀なくされてきました。段四郎氏ご自身も優秀な歌舞伎役者だったのですが、この兄と共にやってきたのでは宿命が活かさせません。

日干支律音(同じ日干支)

香川照之さん 1965,12,7生まれ

辰巳
天中殺

市川團子さん 2004,1,16生まれ

辰巳
天中殺

2012年の時には、猿翁氏の長男と孫つまり香川照之さんと市川團子さんが澤瀉屋に入ってきました。
段四郎氏の日干支は乙未、香川さんの日干支は同じ乙未、團子さんの日干支は甲午(準律音で実質同じ日干支)です。
一家に同じ日干支は2人は必要ないのと同様に、同じ一座に同じ日干支は2人は必要ありません。もし2人いても1人しか力を発揮できません。それが同じ一座に3人も律音の日干支がいたのでは、年齢的に考えて段四郎氏が真っ先に淘汰されやすい。実際に段四郎氏は香川さん達が入ってきた翌年舞台の上で倒れ以後療養生活を送ることになりました。
この事件の背景には親子二代に渡る運勢的原因と、代々、伝統芸能を守っていくことの難しさがあったのだと思われます。

朱学院校長 佐藤直樹

※ 無断転用、無断転載を禁ず

話題のあの人の「宿命」も自分で読み解けるようになる

数千年の歴史と最高の奥義を持つ算命学を広めるべく設立された、日本で最初の算命学の学校が朱学院(1974年創立)です。

教材等の無断転載・販売等、著作権侵害行為に関して

朱学院は、無断転載・販売などの著作権侵害に対して厳格な措置を取ります。
損害賠償の請求だけではなく、刑事告訴も含めて対処する意向です。

オンライン動画講義
(eラーニング)

聞き逃した講義を動画で視聴。
復習にも最適、動画講義レンタル配信。
講演会動画は一般の方もご購入いただけます。

ご購入はこちら